iDeCoって何・・・?
人生3大資金とは、
「教育資金」
「住宅資金」
「老後資金」のことをいいますが、
全てをバランスよく準備するのは、非常に困難です。
昨今、晩婚化にともなう高齢出産も増えており、
教育資金と老後資金を同時に準備せざるを得ないケースも少なくないからです。
そんな中、老後資金の準備方法の一つとして脚光を浴び始めた
「iDeCo」の利用者が
100万人を突破しました(2018年8月時点)。
今後も、公的年金に期待ができない反動で、加入者は増え続けるでしょうが、
今回、このiDeCoのメリットを打ち消すようなニュースが流れました。ですが
まだまだ、世の中には浸透しておらず、
なにそれ・・・?
初めて聞きました・・・ などと言うのが現状です。
今回は老後資金に注目してみましょう。
余裕を持たせて夫87歳、妻92歳まで生きると仮定し、
最低限の生活のためには月24万円、
ややゆとりある生活のためには月30万円かかるとすると、
最低限生活では1億776万円、
ゆとり生活では1億1856万円確保しなければならない。
しかし年金が7274万円支給されるので
「不足分は最低限生活で3502万円、ゆとり生活で4582万円になります」。
まぁ60歳以降もしっかりと働けば良いのかもしれませんが、
その頃まで仕事に対するモチベーションを維持できているかはかなり疑問…(苦笑)
わたしが思うには、
独り身の方なら2,000万円、
夫婦でなら3,000万円が必要になるだろう…という見解です。
根拠として
年金生活に入る時に、3000万円は用意したい、とよく言われます。
この数字は厚労省がかなり前に発表したサラリーマンであった老人夫婦二人世帯のモデル年金が月約23万円に対し、ゆとりのある老後生活費月37.9万円(生命保険文化センターのアンケート調査H16年)と差額年約180万円を意識して老後の活動的な10~15年間を賄い、予備費も含む数字です。
発表された時期もかなり前であるし、厚労省のモデル年金に当てはまる人は限られているとか、アンケート調査はどの様な「ゆとり」を反映しているのか不明ですが、老後に関する色々な本によく引用されている数字です。
一般的に言われる3,000万円という数字は、
こういう根拠があって算出された数字だったんです
生涯賃金
高卒でそのまま働いている男性だとだいたい2億円、
大卒だと2億5000万円が生涯賃金のようですが、
正直、このくらいまでしっかりと給与を稼げる方というのは
大企業など一部の有力企業に勤務できた方の話。
残念ながら、
中小企業勤務の方や自営業の方などだと1億5000万円くらいがせいぜいなのかもしれません
(年収400万円の方が40年勤務で1億6000万円)。
そう考えると老後のために3,000万円を貯めるのだって至難の技…。「老後のために投資をはじめよ!」
なんて言っている理由もご理解いただけましたでしょうか?
私も豊かな老後になるよう頑張らないとです。
(お金の知識を増やしたい方は、まずは関連ブログご覧ください)
すべての人にお金の教養を!
ファイナンシャルプランナー ロペオ